ミスターサタンの戦闘力について、仮説 に思うところ

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はじめまして、KAIと申します。「ミスターサタンの戦闘力について、仮説」を読ませていただいて、少々思うところがあったのでメールさせていただきました。問題の箇所は以下の部分です。

10倍の重力について

10倍の重量という事は、例えば、モノが落ちる時、その速度は10倍になるという事です。人間は歩く時に、バランスを左右に崩しつつ、重力も利用して前に進みます。

右足をあげて、前にもっていき、重力でおろすわけですね。

この速度が10倍という事は、つまり、日常生活を10倍の速度で送っているという事になります。すごいですねー。

重量が増すという事は(寸法が同じなら)生活リズムが早くなるという事です。

まず、「重力が10倍になると物が落ちる速さが10倍」これは違います。物理的に言うと、「重力が10倍になる」ということは、現象においては「重力加速度が10倍になる」ということを指します。これはどういうことかといいますと、物が空中を落下するときの速度の上昇の度合いが10倍になるということです。ちなみに、地球上では落下する物体は一秒間におよそ秒速10メートルずつ速度があがっていきます。空気抵抗を考えるとちょっと違ってくるのですが、日常生活における人間の動きについてはほぼこの通りでよいと思われます。ですから、重力10倍ということは、物体は一秒間で秒速100メートルずつ加速していくということになります。

もうひとつ、重力10倍についてより実生活に近い話をしますと、簡単に言えばすべての物の重さが10倍になってしまいます。体重50キロの人が重力10倍の部屋へ入ったとたん、体重が500キロにまで増加してしまいます。修行開始直後のその人の筋力は50キロの体重を支えるのにちょうどよいくらいしか用意されていないわけで、そのトレーニング室での修行は体重増加分の450キロの重しを背負った状態でスタート、ということになります。これはシャレになってません。体重60キロなら540キロ、80キロなら720キロなので、この修行は体重が重ければ重いほどつらい修行になります。もっと言えば、重力は体の内部にもかかっているわけで、体の血液なんかもそのままだと足の方にたまってしまい、貧血で倒れてしまいます。ですから、心臓や動脈の筋肉なんかも鍛えておかなければなりません。

さらに、重力10倍=地球が物を引っ張る力が10倍でもあるので、地球上の大気なんかも10倍の力で地表にひきつけられます。したがって空気もかなり濃くなりますので、呼吸は大分楽なのではないでしょうか。ただ、かなりの高気圧のために鼓膜が破れてしまう危険があるので注意が必要です。

最後に、宇宙空間から帰還した飛行士の身長が伸びた、という話はご存知と思いますが、重力10倍はこの逆をするわけで、長時間の修行は背を縮めてしまうことでしょう。

要するに、重力トレーニングは通常のトレーニングなんかよりも桁外れに効率的ですが、並の人間がやると命がいくつあっても足りない、ということでした。

余談・・・

べジータが行なった300倍重力トレーニング室で垂直飛び50センチに成功すると、通常の重力の場所に戻ったときには垂直飛びの記録は理論上150メートルになります。あと、トレーニングを終えて普通の生活に戻った後は、もう数百キロの重りは存在しないので、しばらくすると鍛えてあった体は嘘のように元にもどってしまいます。

きょ〜そコメント

え〜と…その…

すごいですねっ!(ナッパの頭じゃ難しいらしい)

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